Mathematica

【基本】Mathematicaで高校数学(三角関数/微分/積分)を解く

2020年11月2日

円周率(π)

記述文法

Mathematica では、無限桁である円周率「π」は予めシステムに組み込まれているシンボルを使用します。

Pi」(Pは大文字)と入力すると、円周率πとして使用することができます。

 

数式のサンプル

 

サンプルの評価結果

SANACHAN
SANACHAN
N[<式>, <桁数>]で、指定した桁数を整数で表示します。

 

三角関数

記述文法

 書式
<組込シンボル>[<ラジアン or 角度>]
SANACHAN
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角度は Degree という組込シンボルを使って入力します。

 

組込シンボル一覧

組込シンボル 意味 使用例
Sin[z] サイン、zの正弦を算出する Sin[Pi / 3]
Cos[z] コサイン、zの余弦を算出する Cos[Pi / 3]
Tan[z] タンジェント、zの正接を算出する Tan[Pi / 3]
ArcSin[z] アークサイン、複素数zの逆正弦を算出する ArcSin[1]
ArcCos[z] アークコサイン、複素数zの逆余弦を算出する ArcCos[0]
ArcTan[z] アークタンジェント、複素数zの逆正接を算出する ArcTan[1]

 

数式のサンプル

 

サンプルの評価結果

三角関数

 

微分・偏微分

記述文法

D[<式>, x] <式>をxについて微分・偏微分する
D[<式>, {x, n}] <式>をxについてn階調微分・偏微分する
D[<式>, {x, n}, {y, m}, ...] <式>をxについてn階調微分・偏微分、yについてm階調微分・偏微分する
D[<式>, {配列}] <式>を<配列>で微分する
SANACHAN
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n および m は、階調を表しています。

 

数式のサンプル

 

サンプルの評価結果

微分・偏微分

 

微分方程式と偏微分方程式の解法

記述文法

DSolve[<式>, <関数>, x] <式>のxを独立変数として、<関数>に関する微分方程式を解く
DSolve[<式>, <関数>, {x1, x2, ...}] <式>のx1,x2,...を変数として、<関数>に関する偏微分方程式を解く

 

数式のサンプル

 

サンプルの評価結果

微分・偏微分方程式

 

定積分・不定積分・多重積分

記述文法

Integrate[<式>, x] <式>の不定積分dxをもとめる
Integrate[<式>, {x, xmin, xmax}] <式>の定積分dxをもとめる
Integrate[<式>, {x, xmin, xmax}, {y, ymin, ymax}, ...] <式>の多重積分dx, dyをもとめる

 

数式のサンプル

 

サンプルの評価結果

定積分・不定積分

 

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SANACHAN

SANACHAN

「生涯一エンジニア」を掲げ、大手グローバル企業でSE/PGとして8年勤め、キャリアアップ転職した現役のエンジニアです。世にあるメジャーな全プログラム言語(コボル除く)を自由に扱えます。一児の父。自分のため、家族のため、日々勉強してます。システムエンジニア、プログラミングに関する情報を蓄積している雑記帳です。

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