辞書（dict）のキー・値の存在を確認する方法
Python 言語で、辞書（dict型オブジェクト）に対して、
- 特定のキー key が含まれているか、存在を確認
- 特定の値 value が含まれているか、存在を確認
- 特定のキー key と値 value の組み合わせが含まれているか、存在を確認
の方法についてまとめています。
具体的には、in 演算子、辞書オブジェクトの values() や items() を使って判定します。
Pythonの辞書（dict）オブジェクトの操作については、以下を参照ください。
キー（key）の存在を確認する方法：in 演算子
Python の辞書（dict）オブジェクトに対して in 演算子を使うと、キーの存在確認ができます。
存在しないことの確認は、not in を使います。
Python言語の構文
'key' in dic
'key' not in dic
挙動のポイント
- in 演算子を辞書オブジェクトに対して使うと、key の存在を確認・判定できる
- not in 演算子を辞書オブジェクトに対して使うと、key が存在していないことを確認・判定できる
SANACHAN
具体的な例で見ていきましょう。
in 演算子でキー key の存在を判定
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dic = {'key': 1, 'value': 2, 'python': 3} print('python' in dic) # True print('sanachan' in dic) # False print('python3' not in dic) # True |
値（value）の存在を確認する方法：in 演算子、values()
Python の辞書（dict）オブジェクトの values() メソッドに対して in 演算子を使うと、
値 value の存在を確認できます。存在しないことの確認は、not in を使います。
Python言語の構文
val in dic.values()
val not in dic.values()
挙動のポイント
- 値 value が含まれているか、存在しているかを判定するには、
辞書オブジェクトの values() メソッドに対して in 演算子を使う - 存在していないことの確認には、not in 演算子を使う
SANACHAN
具体的な例で見てみましょう。
辞書オブジェクトの values() メソッドに対して in 演算子を使う
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dic = {'key': 3, 'value': 2, 'python': 3} print(3 in dic.values()) # True print(1 in dic.values()) # False |
SANACHAN
辞書の要素間で値の重複は許されています。
重複している値の判定も、上手く動いていますね。
重複している値の判定も、上手く動いていますね。
キー（key）と値（value）の組み合わせの存在を確認する方法：in演算子、items()
Python の辞書（dict）オブジェクトの items() メソッドに対して in 演算子を使うと、
キー key と値 value のペアの存在を確認できます。存在しないことの確認は、not in を使います。
Python言語の構文
('key', val) in dic.items()
('key', val) not in dic.items()
挙動のポイント
- キー key と値 value のペアが含まれているか、存在しているかを判定するには、
辞書オブジェクトの items() メソッドに対して in 演算子を使う - キー key と値 value の組み合わせが一致したときのみ True となる
- 存在していないことの確認には、not in 演算子を使う
SANACHAN
具体的な例でみてみましょう。
辞書オブジェクトの items() メソッドに対して in 演算子を使う
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dic = {'key': 3, 'value': 2, 'python': 3} print(('python', 3) in dic.items()) # True print(('python', 2.7) in dic.items()) # False |
おわりに
Python における辞書（dict）にキー key、値 value の存在を確認する方法についてまとめました。