プログラミング言語を学び始める時、一番最初に記述するコードが「Hello World」です。
なぜHello Worldを書くのか?
数行のプログラムを書くだけで、
- プログラムを実行する環境が整っているか?
- プログラムを実行すると最初に何が実行されるのか?
- コンソールに出力(画面表示)する方法はどうやるのか?
など、プログラミング言語の初歩の初歩を知ることができるからです。
PHPにおけるHello World
PHP における Hello World は、以下のような感じになります。
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<?php echo "Hello World"; ?> |
この3行のプログラムから、何となく以下のことが分かります。
- <?php というタグで PHP のコードを書き始める
- echo という組込み関数で文字列を出力し、コロン ; を行末に付ける
- 文字列はダブルコーテーションで囲む
- ?> PHP コードの終わりを示すタグでコードを終える
このように、プログラム言語を学ぶ入り口として多くの情報が得られるため、
最初に Hello World を書いて実行するわけです。
PHPの開始タグと終了タグ
Web サーバは「開始タグ」を識別すると、タグ内の PHP コードで書かれたスクリプトを実行します。
出力内容があれば、HTML ドキュメントとしてブラウザに出力します。
そして、終了タグを識別すると再び HTML モードに戻ります。
つまり、「開始タグ」と「終了タグ」がセットになっていれば、
HTML ドキュメント内に何個でも PHP タグを埋め込むことができます。
4種類の PHP 開始タグと終了タグ
基本形
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<?php echo "Hello World"; ?> |
スクリプト記述形
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<? echo "Hello World"; ?> |
短縮形
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<% echo "Hello World"; %> |
ポイント
php.ini 内で short_open_tag=On の設定が必要です。(デフォルトでOn)
Active Server Page (ASP) 式記述
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<script language="PHP"> echo "Hello World"; </script> |
ポイント
php.ini 内で asp_tags=On の設定が必要です。(デフォルトはOff)