PHP

外部ファイルの利用 include と require の違い - PHP入門

2021年4月18日

JavaScript などと同様に、PHP でも外部のファイルを取り込むことができます。
他の PHP プログラムと共通で使えるような定数や関数、コードなどを読み込むようにしておくと、
管理なども楽になります。

 

外部ファイルの利用(require, include)

ファイルを取り込むには、「require」「include」の 2 種類を使うことができます。
また、それぞれ「require_once」「include_once」の派生関数があります。

 外部ファイルを取り込む構文
require "ファイルパス";
include "ファイルパス";
require_once "ファイルパス";
include_once "ファイルパス";

 

4つの取り込み文には、以下のような動作の違いがあります。

取り込み関数 動作
require 取り込むファイルが存在しない場合は、PHP プログラムを停止
include 取り込むファイルが存在しない場合でも、PHP プログラムを続行
require_once 取り込むファイルが存在しない場合は、PHP プログラムを停止
何度呼び出しても、取り込みは1度のみ
include_once 取り込むファイルが存在しない場合でも、PHP プログラムを続行
何度呼び出しても、取り込みは1度のみ

 

取り込むファイルの置き場所

requireinclude で読み込むファイルは、php.iniinclude_path で設定された場所に置く必要があります。

include_path のデフォルトは、呼び出し元のプログラムと同じ場所(カレントディレクトリ)ですが、
場所を変えたい場合、php.iniinclude_path を変更する必要があります。

ポイント

設定を変更する場合は、行頭にあるセミコロン「;」を削除して変更します。
※php.ini ファイル内でセミコロンから始まる行は、コメントとみなされます。

 

外部ファイルを取り込むサンプル(require, include)

実際に外部ファイルを取り込むサンプルを紹介いたします。

今回は、外部ファイルである sample.php と、取り込む PHP アプリ index.php は、
同じディレクトリに配置されているものとします。

 実行結果
requireの例
これは外部ファイルです
これは外部ファイルです
これは外部ファイルです
includeの例
これは外部ファイルです
これは外部ファイルです
これは外部ファイルです

参考

繰り返し処理を行う for 文については「ループ処理(while文、for文)」にまとめています。

ポイント

外部ファイルは、用途別に分けると便利

  • 定数を定義する外部ファイル
  • 共通関数(tools, utils 等)を定義する外部ファイル
  • 共通クラスを定義する外部ファイル

 

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SANACHAN

SANACHAN

「生涯一エンジニア」を掲げ、大手グローバル企業でSE/PGとして8年勤め、キャリアアップ転職した現役のエンジニアです。世にあるメジャーな全プログラム言語(コボル除く)を自由に扱えます。一児の父。自分のため、家族のため、日々勉強してます。システムエンジニア、プログラミングに関する情報を蓄積している雑記帳です。

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