Kotlin

String(文字列)オブジェクト - Kotlin入門

Kotlinの基本文法を学ぶ前に、知っておかなければならないオブジェクトをまとめています。
基本文法のサンプルコードなどを読み解くためにも、知っておく必要があります。

 

文字列を扱うStringオブジェクト

文字列を表現する型は String です。
String はイミュータブルなので、オブジェクトの表す文字列を変更できません。

参考

Kotlinで扱う型については、「リテラルと基本データ型」にまとめています。

 

String リテラルは、ダブルクォート(")で括った0文字以上の文字列です。
文字列の構成要素である文字をインデックスで参照することができます。

例えば、"Kotlin"[0] という記述で、頭文字を参照できます。

 

String オブジェクトには便利なメソッドやプロパティがたくさん定義されています。
よく使う代表的なモノをいくつかご紹介いたします。

名前 概要 使用例
length 文字列の長さを返すプロパティ str.length
capitalize 頭文字を大文字にして返すメソッド str.capitalize()
isBlank 空文字、または空白のみで構成された文字列の場合に true を返すメソッド str.isBlank()

 実行結果
length = 8
capitalize = Sanachan
isBlank = false

 

文字列の連結・結合

KotlinでもJavaと同様に + 演算子を使って連結することができます。

 実行結果
Hello, kotlin!

 

文字列のテンプレート

Kotlin では、String テンプレート(String Template)と呼ばれる機能があります。
先ほどの文字列結合をこのテンプレートを使う方法で記述すると、以下のようになります。

 実行結果
Hello, kotlin!

 

文字列リテラル "Hello, ${name}" のように、$ 記号に続けて波括弧 { } で括られた部分に式を記述します。
文字列オブジェクトで示したように、メソッドやプロパティを呼出すこともできます。

 

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SANACHAN

SANACHAN

「生涯一エンジニア」を掲げ、大手グローバル企業でSE/PGとして8年勤め、キャリアアップ転職した現役のエンジニアです。世にあるメジャーな全プログラム言語(コボル除く)を自由に扱えます。一児の父。自分のため、家族のため、日々勉強してます。システムエンジニア、プログラミングに関する情報を蓄積している雑記帳です。

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