はじめに
こんにちは、SANACHANです。
プログラミングというものがどんなものかを理解し、いざ学習を始めようとすると
「何から始めればいいんだろう」と悩まれている方が多いのではないでしょうか。
今回は独学者や初心者を対象に、「プログラミングの始め方」について、
「無料」で「オンライン」で学習できる方法をご紹介します。
こんな方におすすめ
- プログラミング学習を始めたいけど、どこから手を付ければいいか分からない
- プログラミングについては理解したけど、どうやれば効率的に学べるのか分からない
- プログラミングを自宅で無料で学びたいけど、具体的な手順が分からない
そもそもプログラミングとは?
Wikipediaによると、以下のように記載されています。
プログラミングとは、ある特定のコンピューティングの結果を得ることを目的として、実行可能なプログラムを設計・構築するプロセスのことである。プログラミングが関係するタスクの例としては、アルゴリズムの生成、アルゴリズムの正確さとリソースの消費量のプロファイリング、選択したプログラミング言語でのアルゴリズムの実装(これは一般にコーディングと呼ばれる)などがある。プログラムのソースコードは、コンピューターのCPUで直接実行される機械語ではなく、プログラマーが理解できる1つ以上のプログラミング言語で書かれる。
難しいですね。
簡単に言うと、
コンピュータに指示を出して作業させること。
です。
コンピュータに「指示」を出すには、コンピュータが理解できる「言語」でなければなりません。
それが、「プログラム言語」と呼ばれるものです。
また、「プログラム言語」を使用して作成された「指示」を「プログラム」といいます。
「指示」を記述した文書を「ソースコード」、記述することを「コーディング」と言います。
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おすすめのプログラミング言語
おすすめは「C言語」なのですが、副業や転職にはWeb系の言語「HTML, CSS, JavaScript, PHP, Ruby」を学習すると良いです。
C言語をすすめる理由
ほぼ全ての言語のベースとなっており、コンピュータが理解しやすい言語で
「させたい作業」を「具体的な指示」に落とし込む思考が身につくからです。
コンピュータはどんな作業も0か1の信号でのみ処理します。
そのため、四則演算や条件分岐などの単純なことしかできません。
これらを複雑に、かつ膨大な量を組み合わせることによって1つの「作業」を行っているのです。
例えば、テレビのリモコンの「8」を押して本体で赤外線を受信したとき、
どのようなプログラムが動作して「8チャンネルを映す」という作業をしているか想像できますか?
C言語を学習することで、このような目に見えない「作業指示」を容易に想像できるようになります。

いかに「スマートな指示」に落とし込めるかがプログラミングの肝で、それを楽に実現する手段が「プログラム言語」と思っていた方が良いです。
Web系の言語はなぜ副業や転職にいいのか
単純に、稼ぎやすいからです。
例えば、ネットで仕事の発注・受注を行うシステム Cloud Works の案件を探してみるとわかると思いますが、Webページの制作やWordPress設置などの案件が山のようにあります。
また、Web系の言語は初心者でも理解しやすく、求人で未経験者の募集が多いためエンジニア転向のチャンスが多くあります。

ポイント
まずは、自分が「やりたい」と思っている言語を使って、「何か作る」ということが大切です。
プログラミング学習の環境準備
プログラミング学習に環境はずばり、以下の2つです。
- パソコン
- インターネット接続環境

パソコンはどのくらいのスペックが必要か?
「え?!スマホじゃだめなの?」という疑問を持っておられるかもしれません。
プログラミングの学習を効率よくするには、以下の理由からスマホでの学習はおすすめしません。
- 強力な統合開発環境を使えない (だいたいはWindows, Mac, Linuxまでのサポート)
- 画面が小さく生産性が悪い (何かネットで調べながらのコーディングができない)
- 英数字・記号の入力がスムーズにできない (キーボードの方が圧倒的に早い)
では、どのくらいのスペックが必要かというと、それほど高性能でなくても良いです。

新しく購入を考えておられる方は、デスクトップ・ノートブックともに10万前後を目安としたパソコンで十分だと思います。参考までに、PC購入用のサイトを貼っておきます。
参考
Androidスマホアプリの開発を考えておられる方は、Intel製のCPU搭載で15万前後のモノを購入した方が良いです。
Android Studioという統合開発環境があるのですが、スマートフォンを仮想的にPC上で動かすためにパソコンの性能が必要になります。

以下のようなモバイルモニターを接続し、2画面での作業もお勧めです。
片方で学習教材や調べ物をして、もう片方でコーディングするという感じに使います。
インターネット接続は何に使う?
後に説明しますが、ずばり以下です。
- プログラミング学習のサイトを閲覧する
- プログラミング学習の動画を閲覧する
- 簡単なプログラムをオンラインで実行する
①と②は、後ほど出てきますので割愛します。
プログラムをオンラインで実行する
最近は codepad のようなオンライン上のページにソースコードをコピペして実行する環境があります。

codepad ホームページ
従来は、ソースコードをパソコンが理解できるように「コンパイル」する必要があり、その環境構築にも時間が必要だったのですが、今はオンラインで手軽に記述したソースコードを実行する環境があります。
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例えば、以下のような九九表を出力するソースコードを実行してみます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 |
#include <stdio.h> #define MAX_NUM (10) int main(void) { int i, j; for (i = 1; i < MAX_NUM; i++) { for (j = 1; j < MAX_NUM; j++) { printf("%2d ", i * j); } printf("\n"); } return 0; } |

codepad 実行結果
Output の欄に、九九の表が表示されていることが分かりますね。
このように、ソースコードをコピペするだけでオンライン上でプログラムを実行できます。
codepad では、C言語、C++、PHP、Python、Rubyなど、メジャーな言語は全て対応しており、記述したコードを実行する際に発行されるURLを保存しておけば、続きから記述できたりというソースコードを保存・共有する機能も備えています。
プログラミング学習の手順
学習の手順は、以下の通りです。
- 基礎を学ぶ
- 自分で何か作ってみる
どんな参考書を読んでも、どんなプログラミングスクールに通っても、どんな企業での新人教育を受けたとしても、手順は上記の2つにつきます。

基礎を学びながら自分でプログラミングしてみる手順
参考書を使ってプログラミングする手順
基本的には、以下の順序で学習します。
参考書に課題や問題が無い場合は、2番目まででOKです。
- まずは一読する。(理解度:30%)
- 読みながらサンプルコードを書いて動かしてみる。(理解度:50%)
- ななめ読みしながら、参考書にある課題や問題を解いてみる。(理解度:100%)
こんな流れで参考書を使用します。
無料動画や記事を閲覧してプログラミングする手順
インターネットで「〇〇言語 入門」をキーワードに検索してみてください。
無料の記事や、YouTubeなどの無料コンテンツが山のように存在しています。
動画や記事を閲覧しながら学習する手順は以下のような感じです。
- 閲覧しつつ、一時停止などを使って実際にコーディングしてみる
- 動画や記事のとおりにプログラムが動作するか検証する
- 思い通りに動かない場合、巻き戻して間違いを探す
このような感じです。
例えば、まなぶさんが紹介している「ドットインストール」は、Web系の言語学習にはおすすめです。
最近はやりのプログラミングスクールはどうなの?
プログラミングスクールは、現役エンジニアの私としてはあまりおすすめできません。
詳しい理由は、以下でも紹介していますので合わせてお読みください。
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プログラミングスクールは無駄、やめとけ、その理由とは?
プログラミングスクールの広告などで、現実とのギャップがあるという意見が数多くあります。現役エンジニアは「プログラミングスクールは無駄、やめとけ」と言う方が多いでしょう。なぜなのでしょうか。その理由を含め、無料部分を賢く使う方法などを解説します。
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おわりに
いかがでしたでしょうか。
パソコンとインターネット接続環境があれば、今からでもプログラミング学習が始められます。
自分の副収入を増やしたり、転職の際の業種を広げたり・・・
プログラミングのスキルを習得できると、人生の選択肢が増えることは間違いありません。
興味を持たれた方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
以上、「【独学・初心者必見】プログラミング学習をオンラインで無料で始める方法」でした。