開発環境

【手順】Javaの統合開発環境eclipseをダウンロード&インストール

2020年12月8日

ソフトウェアの開発を行うには、書いたソースコードを実行する「開発環境」が必要です。

Windows上で開発を行う場合、「eclipse(エクリプス)」という無料の開発環境が有名です。
おそらく、右に出る開発環境は他にないと言ってもいいでしょう。

今回は、Java言語を対象にした「eclipse」のインストール方法から使い方までを解説します。

 

eclipseとは?

一言でいうと、「統合開発環境」です。

 

SANACHAN
結論を先に書きましたが、少し過去の話から解説します。

 

統合開発環境とは?

統合開発環境が無かった時代のソフトウェア開発では、「メモ帳」などのテキストエディターでプログラムを書いていました。その後、そのプログラムを「コンパイラー」と呼ばれるものを使ってコンピュータが理解できるマシン語に変換していました。

 

プログラムに問題があった場合、「デバッガ」と呼ばれるツールを使って誤りを探したり、プログラムの実行に必要な様々なツールを用意していました。

 

これら、開発に必要なツールをひとまとめに統合した環境のことを「統合開発環境」と言います

SANACHAN
英語では、「Integrated Development Environment」と言い、「IDE」と略されます。

 

eclipseでどんなことができるのか?

eclipseはJava言語ベースで開発されたこともあり、Java開発者の間で広く使われていました。
しかし現在は、C言語やC++、PHP、Pythonなど様々な言語にも対応しています。

 

また、プラグイン(Plug-In)をインストールすることで、
Webサーバーやデータベースなど、プログラムの開発言語以外の拡張機能も簡単に使えるようになります。

 

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開発環境に必要な機能がほぼ全て備わっていますので、効率よく作業するのに欠かせなくなっています。

 

eclipseのダウンロード

Windows OS の種類を確認

インストールする eclipse を選定するための情報として、Windows OS の種類を知る必要があります

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eclipseだけに限らず、ソフトウェアの開発を行う場合は常に意識しましょう。

 

以下のどちらかの方法で「システムの種類」を確認します

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今回は、「〇〇ビット」の部分をメモしておきましょう。32か64のどちらかです。

 

方法

  • デスクトップのPCアイコンから確認
  • Windows スタートボタンから確認

 

方法①:デスクトップのPCアイコンから確認

「PC」アイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

PCアイコン右クリック

「PC」アイコンを右クリック、「プロパティ」を選択

 

表示された「詳細情報」の「システムの種類」を確認しましょう。

詳細情報画面

詳細情報画面でシステムの種類を確認

 

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方法②:Windows スタートボタンから確認

左下の「Windows」アイコンをクリックし、「設定」をクリックします。

スタートボタン

「Windows」アイコンをクリックし、「設定」を選択

 

「設定」ウィンドウで、「システム」を選択します。

設定画面で「システム」を選択

設定画面で「システム」を選択

 

「システム」ウィンドウで「詳細情報」をクリックし、「システムの種類」を確認しましょう。

「システム」ウィンドウで、「詳細情報」をクリック

「システム」ウィンドウで、「詳細情報」をクリック

 

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ダウンロードするパッケージを選択

eclipse は海外で開発されており、全て英語・・・
なのですが、以下のサイトで日本語化された eclipse が配信されており、ダウンロードできます。

ダウンロードはコチラ

>>>Pleiades All in One ダウンロード

 

Pleiades All in One サイトにアクセスすると

ダウンロードページが表示されます。

Pleiades_Download_Site

Pleiadesダウンロードサイト

「Eclipse XXXX」と記載があるアイコンをクリックしましょう。

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XXXXは、リリースされた年度だったりバージョン番号だったりします。

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今回は、現在の最新である「eclipse 2020」を選択したことにします。
選択すると、パッケージ一覧が表示されます。

eclipse2020パッケージ一覧

eclipse2020パッケージ一覧

 

自分のOS「Windows or Mac」、開発対象の言語「Java / C/C++ / PHP / Python」を選択し、
「Full Edition」を選んでダウンロードします。

ポイント

Full Edition を選ぶと必要なものが全て入っているため、環境変数などの面倒な設定が不要!!

 

今回は、Windows 64ビット、Java 言語向けの Full Edition をダウンロードすることにします。

SANACHAN
この場合、ダウンロードサイズはおおよそ1.6GBぐらいでした。

 

ダウンロード場所を指定、またはいつものところにダウンロード完了すればおしまいです。

 

eclipseのインストール

インストールはいたって簡単。

ポイント

ダウンロードした圧縮ファイルを展開(解凍)して移動するだけです!

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解凍の注意点を記載しておきます。

 

解凍ツールは「7-Zip」を使う

公式HPでも警告されていますが、ダウンロードした圧縮ファイル
例えば「pleiades-2020-12-java-win-64bit-jre_20201101.zip」を解凍する場合は、
必ず「7-Zip」を使用しましょう

公式HPの警告

 

解凍ツール「7-Zip」は、ココ(https://sevenzip.osdn.jp/)からダウンロードできます。

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デフォルトの設定のままでインストールしちゃいましょう。

 

ダウンロードした eclipse を解凍

  1. ダウンロードしたファイルを「右クリック」
  2. オプションメニューの「7-Zip」にカーソルを合わせる
  3. サブウィンドウの「ここに解凍」をクリック
7-Zipダイアログ

7-Zipオプションメニュー

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解凍したフォルダーを好きな場所へ移動

ダウンロードした eclipse の圧縮ファイルを解凍すると、「pleiades」というフォルダーができます。

フォルダーごと、好きな場所へ移動しましょう。

例として、「C:¥Work」に移動します。

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プログラム読込に時間がかかるので、SSDのドライブがあればそこに移動をお勧めです。
Workフォルダー

Workフォルダー

 

eclipse へのショートカット作成またはスタートにピン留め

eclipse の実行プログラムは、「C:\Work\pleiades\eqlipse」下ににあります。

eclipseフォルダー

eclipseフォルダー

 

ショートカットの作成

  1. プログラム「eclipse」を右クリック
  2. オプションメニューの「送る」から「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択

 

スタートメニューにピン留め

  1. プログラム「eclipse」を右クリック
  2. オプションメニューの「スタートメニューにピン留めする」を選択
ショートカット作成

eclipse プログラムのオプションメニュー

SANACHAN
インストールはこれでおしまい。

 

eclipseの起動とワークスペース設定

eclipseの起動

ではさっそく、作成したショートカット or ピン留めしたスタートメニューから起動します。

eclipse起動画面

eclipse起動画面

 

初回は少し時間がかかりますが、気長に待ちましょう。

 

ワークスペースの作成

起動途中で、ワークスペースのディレクトリ選択をきかれます。

ワークスペースの選択

 

ワークスペースの便利な点

  • 別のPCへワークスペースをコピーすれば、移動先のPCでも利用可能です
  • eclipse 本体を更新、再インストールしてもワークスペースを指定すれば続きから使えます
SANACHAN
データ保存用の場所やバックアップを取っている場所などに保存しておくと良いでしょう。

 

注意ポイント

「参照」をする場合、フォルダーを先に作成しておく必要があります。
※参照ウィンドウの中でフォルダーを作成することも可能です。

 

起動完了!

以下の画面が表示されれば起動完了です。

eclipse初期画面

 

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SANACHAN

「生涯一エンジニア」を掲げ、大手グローバル企業でSE/PGとして8年勤め、キャリアアップ転職した現役のエンジニアです。世にあるメジャーな全プログラム言語(コボル除く)を自由に扱えます。一児の父。自分のため、家族のため、日々勉強してます。システムエンジニア、プログラミングに関する情報を蓄積している雑記帳です。

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